決算発表ではここを見る | やまブログ 米国株投資をしよう

決算発表ではここを見る

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今回は、決算発表で私が最低限見ている項目について書いていきたいと思います。

私は、インデックス投資及び高配当株投資を行っているので、決算発表の結果を受けて売買することはありませんが、今後の投資方針の検討の一つとして下記の項目はチェックするようにしています。

この内容が、決算発表の見方の一つとして参考として頂けると幸いです。

売上高

まずは、売上高です。
具体的には、コンセンサス予想との対比数年間の推移を見ています。

まず、コンセンサス予想との対比ですが、コンセンサス予想とは、複数の専門家がなんやかんやといろいろ分析してはじき出した業績予想の平均値のことで、「平均値」とは言うものの現状は「下限値」のような扱いとなっていますので、

コンセンサス予想を上回ったら、まぁ良かったね。(最低限の目標はクリアした)
コンセンサス予想を下回ったら、がっかりで株価下落…。

というのが通常です。
しかし、最近はコンセンサス予想を上回っても、「思ったよりも上回っていない」といった訳が分からない理由で、がっかりで株価下落…。というパターンも数多いですので、短期で売買する人にとっては難しい状況になっているのではないかと思われます。
(コンセンサス予想を下回って、株価が上がるというパターンは滅多にないです。)

以上のことから、コンセンサス予想だけを指標にしてしまうのは、ちょっとどうかなというところもありますので、それに加えて売上高の推移も見ています。

まぁ、グロース株と呼ばれる、今勢いがある、今後の期待が持てる銘柄は年ごとにかなり順調に売り上げを上げていかなければ評価されませんが(最初は利益がついてこないので、売り上げの上がり方が重要)、GAFAM等の超大型銘柄は長年にわたって確実に上げてもらえれば良いですし(…それにしても今回の決算は絶好調でしたが。Amazonも悪くはなかったと思っています。個人的な意見です。)、高配当を出してくれる銘柄については、成長性は低くても、長い目で見て着実に少しでも右肩上がりであれば良いという考えでチェックしています。

EPS

EPSとは、「一株当たり利益」のことです。

利益についても、売上高と同様に金額を見ていくのも良いかと思いますが、EPSの方が手っ取り早いので、こちらを見ています。

EPSも、コンセンサス予想との対比と数年間の推移を見ています。

会社にとって必要なものは利益だと考えていますので、利益をしっかり上げられていない会社は長い目で見た時に厳しくなるというのは当たり前のことですね。

グロース株の、「これからガンガン伸ばしまっせ!!」という段階の銘柄であれば、利益が出ていなくても仕方ないとなりますが、高配当株銘柄であれば、配当は本来は利益から出すものなので、今後もしっかり配当を出してくれるのかという観点でEPSを重要視しています。

また、会社がどれくらいの勢いで配当金を出しているのか(無理しているのかor余裕を持っているのか)の目安となる配当性向もEPSから算出することが出来るので、それもチェックしています。

配当性向(%)=配当金÷EPS
100%を超えると上げた利益以上に配当金を支払っていることになるので、注意が必要。
20%や30%辺りだと、もうちょっと頑張ってと言いたくなるところです。
(まぁ、それぞれの会社の考えがあるので、仕方ないですが。)

PER

PERとは、株価収益率のことです。

PER(株価収益率)とは、

PER=株価÷EPS

という式から算出されるもので、株価がEPSの何倍まで買われているか、すなわち、1株当たりの何倍の値段がつけられているかというものを表したもので、現在の株価が会社の利益水準に対して割高もしくは割安なのかを見るためのものです。

もう少しくだけた言い方をすると、今の株価が、現状の会社の業績の何倍まで伸びる期待をしているのかというものを見るものです。

正確に言うと、PERは決算発表時に発表されるものでは無いのですが、決算発表の前後で株価が動いた時の指標として確認するようにしています。

ハイテクだのグロースだので、現状はまだ利益が付いてきていないが、これからグーっと伸びることが期待されている銘柄であれば、期待先行で何百倍もつくものもありますし、既に成長しているような銘柄であれば、一般的な目安とされる「15倍」辺りをウロウロしているものもあります。

買い増ししたいと考えた時に、株価が下がったところを狙うというのが通常ですが、上がってしまってなかなか落ちてこないような状況であれば、「株価が上がってもPERが上がっていなければ利益がしっかりついてきているから、そうそう大崩れすることも無さそうなので買ってもいいかな」という判断をすることもあります。

ガイダンス

ガイダンスとは、会社が発表する来期以降の業績の見通し・考えのことです。

こちらは、本来は投資している会社のHPを見に行ってGoogle翻訳をフル活用しつつ確認するのが良いのですが、会社によって、わかりやすいところに出してくれるところもあれば、ちょっとわかりにくかったり、そもそもガイダンスを発表していないというパターンもあるので、私は積極的には見に行っていないです。

決算発表で出ている数値は良いのに、株価が下がっているという場合に理由を探るために、ニュースサイト等を見に行くくらいです。

会社によっては、「今後もイケイケです!」というガイダンスを出しても、
それってあなたの感想ですよね。裏付けはあるんすか?本当に大丈夫なんすか?
と不安を持たれて株価が下がるというパターンや、
「確実に伸ばせそうです」というガイダンスを出しても、
「堅実な決算は良いけど、もうちょっと頑張ってほしいよね。頑張りが足りない=やる気がない。」
と判断されて株価が下がるというパターンもあるので、正直言って難しいですね。

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今回は、 決算発表で私が最低限見ている項目について書きました。

まだ続く決算シーズンを楽しむ参考として頂けると幸いです。

投資は個人の責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。

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