株価の動きについて考えてみた | やまブログ 米国株投資をしよう

株価の動きについて考えてみた

やまブログへようこそ。

今回は、株価の動きについて書いていきたいと思います。

相場格言に「噂で買って、事実で売る(Buy the rumor, sell the fact)」というものがあります。
これは書いてあるそのままの意味で、何か上がりそうな良さそうな材料が出そうな噂が出たら買って、決算発表や会社からのリリース等によりその噂が事実と判明した時点で売っておくというものです。

普通に考えたらおっしゃる通りで、株式の取引は情報戦なので、事実として発表される前の段階でいかに早く情報を掴めるか、掴んだ情報から判断していかに早く動けるかが大事ということです。

とは言いつつ、私はずっと張り付いて見ているわけでは無いので、事実が出てから動いて、結構な高値で買付するということをやってしまいがちなのですが・・・。

では、本当に「噂で買って、事実で売る」ということが絶対なのかと言われると、私は疑問を持っています。
例えば、ある会社の決算発表の内容が良さそうだという噂が出た時に、その噂を上回るくらい超絶凄い決算が出た場合は決算発表の後に株価が上がるということが良くありますし、そこそこ良い決算が出た場合は決算発表の後も株価は動かないもしくは下がる(良い決算なのに!)ということも良くあります。

そういう時は、「株価に既に織り込み済みだった」というような評論がされたりしますよね。
(何だか便利な表現というような気がします・・・。)

私個人の考えでは、「噂で買って、事実で売る」というよりも、「期待で買って、失望で売る」という方がしっくりくるのかなと考えています。

「決算内容が良さそうだ」とか「新しいビジネスが伸びそうだ」というような期待で買われて、「そうでもなかった」という失望で売られるということです。

ここで困ったことがあります。

上に書いた「期待」は人それぞれ違うということです。
人によっては、情報をたくさん手に入れていて、それを詳細に分析して買い付けを行う人もいれば、報道された内容のみで判断する人もいるでしょうし、「何となく良い感じがするわぁ」ということで判断する人もいます。
一つの事象に対するとらえ方が人それぞれ違うということで、それが買付するもしくはしない。するのであればどれだけ突っ込むのかの違いに繋がってきます。

また、「失望」も同様のことが言えます。

これはすなわち、「期待」というふわふわしたものにより人それぞれの判断で買われて、「失望」というこちらもふわふわしたものにより人それぞれの判断で売られるということです。

更に、市場は間違うこともあります。
大型株と呼ばれる規模の大きな銘柄は、参加している人が多いので上がるのも下がるのもそれなりの理由があり、妥当なところに収まる傾向がありますが、小型株と呼ばれる規模の小さな銘柄は参加している人が比較的少ないので、根も葉もない噂に引っ張られるといった、ちょっとしたことで大きく影響されて不安定な動きになることがしばしばあります。

ふわふわしたものによって日々動いて、更に間違うこともあるという・・・これを読んで当てていくということは、はっきり言って無理ですので、「株価を読む」ということを私は早々にあきらめました。
(たまたま当たることもあるかもしれませんが、続かない。)

いわゆる「プロ」という方々でも間違うことがあるものを、専業でない個人投資家が間違わずにやり過ごせるわけはありません。もしやり過ごせるのであれば、その方は天才です。

上記のことから、
・長い目で見て成長すると考える市場全体に投資する形(インデックス投資)とし、短期の株価の動きは気にしない。
・キャピタルゲインではなくインカムゲインを取ること(高配当株投資)を重視し、会社の業績に注目する形とし、短期の株価の動きは気にしない。
という2本立てで行くことを投資方針として定めたということです。

インデックス投資については、成長すると考える市場=米国市場という考えから、全米株式インデックスに投資していますが、高配当株投資については、ETFを中心にしつつも個別銘柄にも少し投資しており、こちらはある程度、会社の業績分析を行う必要があります。

なぜ米国市場に魅力を感じているのかについては、以前に書いていますので、こちらをどうぞ。

会社の業績分析について、どのような点に注目しているかというのも、以前に書いていますので、こちらをどうぞ。

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

投資は個人の責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。

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