金への投資について | やまブログ 米国株投資をしよう

金への投資について

やまブログへようこそ。

今回は、金への投資について書いていきたいと思います。

先に結論を言ってしまいますと、「守りの投資としてリスク分散の選択肢の一つとしてよろしいかと思います・・・が、人それぞれ好みもあると思いますので、最終的に判断はご自身でお願いします。」ということになります。

金とは何か

まず、そもそも「金」とは何かということについてですが、皆さんご存じ&大好きなキンキラキンのあれです。

金(英語:gold、ラテン語:aurum)は、原子番号79の元素で常温常圧下の単体では人類が古くから知る個体金属。
オレンジがかった黄色=金色に輝く見かけで、金属としては重く、軟らかく、可鍛性がある。展性と延性に富み、非常に薄く延ばしたり広げたりすることが出来る性質があることから多くの時代・地域で貴金属として価値が認められてきたものです。

用途としては、貴金属の他に通貨や工業用品、食用等幅広く利用されています。

金の特徴

では、なぜ金が投資と結び付けられるのかというと、単的に言えば、限りある希少性の高いものだからということです。

金が今まで採掘されてきた量は。約190,000トンとのことで、これだけ聞くと結構多いなぁと思いますが、国際基準プールで換算するとプール4杯分とのことです。
大昔からいろいろな人が頑張って採掘してきた結果が、全世界合わせて国際基準プールの4杯分ということです。
現在は年間3,000トンくらいのペースで採掘されており、既に流通しているものを回収した量と合わせると年間4,500トンくらいが市場に流通しているとのことですが、地球に埋蔵されている残りの量が54,000トン程度あるものの多くが採掘が困難な場所にあることから、近い将来には採掘量がゼロになり、地上で流通しているものを再利用するのみとなる可能性があると言われています。

要は、金の量には限りがあるので、価値が全く無くなってしまうものではないということです。

投資対象としての金

次に、投資対象としての金という面で考えていきたいと思いますが、金投資の方法としては、
金地金
純金積み立て
金ETF、投資信託
が主なものとして挙げられます。

金地金

金地金は、金の板や延べ棒を購入するという形です。通常、「金投資」という言葉から連想されるのはこちらかと思います。
実物を持つので、ある意味安心感はありますが、g単位から買うことが出来るとはいえ、そこそこの値段がしますし、売ったり買ったりする際の持ち運びや保管リスクが気になるところです。

純金積み立て

純金積み立ては、毎月一定額を積み立てて金を購入するものです。購入した金は積み立てている会社に保管されており、地金やコイン、ジュエリー等に換えることも出来るところもあります。もちろん現金も可です。

金ETF、投資信託

金ETF、投資信託は、ETF及び投資信託の投資対象が金だということ以外は、他のETFや投資信託と違いは無く、証券会社等で取引することが出来ます。
代表的な金ETFは、GLDやGLDMといったものがありますし、金を扱っている投資信託もいくつかあります。
但し、金自体が何かを生み出すことは無く、そのものの価値が上がったり下がったりするだけなので、分配金はありません。

金投資のメリット

現物資産であり、価値がゼロにはならない

金は、その希少性から、価値がなくなることは無いということを書きました。
一方、株式や債券は会社や国の景気が悪くなれば、価値が下がりますし、最悪の場合、破綻してしまった時は価値が無くなってしまいます。
金は、会社や国が発行するものでは無いので、それらの影響を受けることはありません。
単にそのものの価値がその時々で相対的に上がったり下がったりするだけです。
その点で言えば、金が破綻することは無い=価値がゼロにはならないということで信用リスクは無いということが出来ます。

価格の動き方が、株式や債券とは違う

上記にて書きましたが、株式や債券は最悪の場合、価値が無くなってしまうリスクがありますが、そのような状況になってしまった時に、金の価格が上がることがままあります。
株式や債券の状況があまりよろしくない時に、一旦金を買っておいて資産保全を図ろうという動きが出てくるためです。
よく「有事の金」と言われますが、有事の時は価値がある程度保たれる資産を買っておこうという心理が働くためだと考えられます。

リスク分散の選択肢の一つとしてはよろしいかと思います

以上のことから、金と株式や債券は相関関係はあまり無く、違う動きをするという点においては、リスク分散にはなるとは考えられますので、資産運用におけるリスク分散の選択肢の一つとしてよろしいかと思います。

金投資のデメリット

金への投資についてのデメリットとしては、分配金が無いことと、価格が右肩上がりに伸びていくことが無いというところです。
金が株式のように自分や社員が働くことによって新たな価値を生み出してくれることは無いですし、そもそも買いたい人と売りたい人の間の関係で価格が決まっていくというものという特徴によるものです。
また、他の金融商品と同様、米国市場に上場しているETFに投資する場合は、為替リスクも考えなければいけませんし、元本保証されているものではないこともしっかりと頭に入れておく必要があります。

私個人の考えについて

ここ最近の先行き不透明な状況において、金を持つということも選択肢の一つとしてよろしいかと思いますが、金の特徴から見て、長い目で見た時に右肩上がりにはなりにくい点や、分配金が無いことを考えると私の投資方針とは違っていますので、金への投資は今のところ見送りとしています。
(魅力はあるんですけどね・・・)

今まで通り投資方針をしっかり守って、米国株式を「買えたら買う」の精神で消極的に買い進めつつ、手元にはしっかりキャッシュを持って今後のチャンスに備えるという形で進めていこうと考えています。あくまで個人の感想です。

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

投資は個人の責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました