米国株の3大高配当ETFについて | やまブログ 米国株投資をしよう

米国の3大高配当株式ETFについて

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以前のブログで、米国の高配当株式ETFについてちょっとふれましたが、米国の3大高配当株式ETFについてもう少し詳しく書いていきたいと思います。

今回書いているETFについては、内容を紹介していますが、買い入れを推奨しているものではないということをご承知おきください。

高配当株投資を行うにあたっては、私個人の目的・方針(長期・分散・低コスト)に沿って、リスク分散を考え、ETFをメインに現在も買い進めています。

個別銘柄については全く買っていないということではなく、配当利回りをもう少し上げたいという考えから、全体に影響が大きく及ばない程度に買い進めてはいますが、この間の「T事件」もあったので、今までよりもETFを積極的に買い進めて行く方針によりシフトいく予定です。

さて、3つの米国の代表的な高配当株式ETFについて、それぞれに特徴・違いがありますので、これから詳しく書いていきますが、結論から言うと、いずれも投資の選択肢に入れてよいと考えられるものとなっています。どれを選ぶかは目的・方針・個人の好みになってくるのかなと思います。

(特徴欄は個人の感想の部分もありますので、あくまで参考としてください。)

【VYM】

・名称:バンガード・米国高配当株式ETF
・運用会社:バンガード社
・設定日:2006年11月10日
・経費率:0.06%
・投資銘柄数:大型株の中でも予想配当利回りが市場平均を上回る約400銘柄に時価総額加重平均で投資
・配当支払月:3・6・9・12月
・特徴:3大米国高配当ETFの中では、一番実績があり銘柄数が一番多いことから分散が効いていることから、人気が高いETF。
 配当利回りは他の2つと比べて若干物足りないレベルですので、どちらかというと安定感重視でしょうか。

【HDV】

・名称:iシェアーズコア米国高配当株ETF
・運用会社:ブラックロック社
・設定日:2011年3月29日
・経費率:0.08%
・投資銘柄数:財務健全性が高く、持続的に平均以上の配当を支払うことが出来ると認められた上位75銘柄に時価総額加重平均で投資。
・配当支払月:3・6・9・12月
・特徴:財務健全性が高い銘柄を投資対象としており、ディフェンシブな銘柄が多くなっている。構成銘柄数は75と多くは無いが、銘柄の入れ替えを頻繁に行っているので、リスク分散という点について問題は無いかなという考え。

【SPYD】

・名称:SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF
・運用会社:ステートストリート社
・設定日:2015年10月21日
・経費率:0.07%
・投資銘柄数:S&P500の採用銘柄の内、高配当利回りの上位80銘柄に均等投資
・配当支払月:3・6・9・12月
・特徴:高配当利回りの上位80銘柄に均等投資ということで、配当利回りは3大高配当株式ETFの中では一番高いが、成長性や財務健全性がいまいちな銘柄が組み込まれてしまう形となる。コロナショック後に大きく下げた後、VYM・HDVと比べると戻るのに時間が掛かってしまったことや、配当金が一時大きく下がってしまったことは、上記の要因によるところが大きい。

 まぁ、上がる時は上がる、下がる時は下がるという「やんちゃなやつ」です。

ちなみに、「配当」という点に注目した場合においては、VIGというETFも選択肢に入れても良いかと思います。こちらは、連続増配している銘柄を組み入れているETFです。

【VIG】

・名称:バンガード・米国増配株式ETF
・運用会社:バンガード社
・設定日:2006年4月27日
・経費率:0.06%
・投資銘柄数:10年以上連続で増配している約200銘柄に時価総額加重平均で投資
・配当支払月:3・6・9・12月
・特徴:連続増配するような銘柄は、株主に還元する考えがより強かったり、利益を長期的に上げてきたという実績があったりするので、長期的に持っておく価値があるとは思われることから、こちらのETFも十分投資するに値すると思います。但し、このような銘柄は基本的に人気があるので、株価が上がる=配当利回りが下がるという傾向にあることから、それを集めた形であるこちらのETFも配当利回りは2%弱あたりと高配当ではありません。

 個人的には、配当利回りがそれ程高くないのであれば、S&P500に連動したETF(SPY・VOO・IVV等)でも良いんじゃないかなと思わなくもないです・・・。

日本株を対象にした高配当ETFもあります。

 代表的なところでいうと、NEXTFUNDS日経高配当株50ETF(1489)がありますが、経費率が0.308%と高いことや、組み入れ銘柄の上位だけ見ても三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFGの3大メガバンクの他、キャノン・三菱商事・三井物産といった景気敏感銘柄、減配を発表したJT、いろいろとお騒がせの日本郵政が入っていて、ちょっと安定感に欠けるというか長期で持っておくのはちょっと・・・という銘柄が多いので、個人的には買っていません。安定のNTTも入っていますが、そういうディフェンシブな銘柄がもっと入っていたらなぁという思いはあります。
(まぁ、入っていたとしても、そもそも日本株を買う予定はありませんが。)

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

投資は個人の責任で行いましょう。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して知識や経験を積みましょう。

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