暴落にあってしまったときの心構えについて | やまブログ 米国株投資をしよう

暴落にあってしまったときの心構えについて

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今回は運悪く暴落にあってしまった時の心構えについて書いていきたいと思います。

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世間では、現在の株高の状況を見て、「これはバブルなんじゃないか」とか「バブルはいつはじけるのか」という話題がちょくちょく出始めています。株価の動きも一時期のように強気でどんどん上げているというよりかは、上げたと思ったらちょっとしたことで下がって、少ししたらまた戻すというような少し不安定な状況になっています。

まぁ株は上がったり下がったりするものですし、安定している時も不安定な時もあります。また、当然のことながら、「今がバブルなのか」や「いつはじけて暴落するのか」ということは、誰にもわかりません。バブルがはじけた後で「バブルだった」ということがわかるという、そういうものです。

ですので、事前に、いつか来る(かもしれない)暴落の局面にあってしまった時の心構えをしておくこと、考えの整理をしておくことが大事だと思います。

米国市場はこれまで暴落のタイミングが何度もありました。代表的なものだけでも、
1929年の世界大恐慌、1962年のキューバ危機、1968年のベトナム戦争、1972年のオイルショック、1987年のブラックマンデー、2000年のITバブル崩壊、2007年のリーマンショック、2020年のコロナショックが挙げられます。

このうち、2020年のコロナショックは今も続いているCOVID-19の影響で世界経済がストップしてしまったことによるものですし、少し前のことですが、2000年のITバブル崩壊は、ITバブル崩壊の他にエンロンの不正会計事件、米国同時多発テロと立て続けに起こり、マインドが収縮してしまったことによるものですし、2007年のリーマンショックはサブプライムローンと呼ばれる信用情報がそれ程高くない人に対する住宅ローンが住宅価格の下落に伴い焦げ付いたことが直接の原因ですが、それが証券化されて世界中に販売されていた為、影響がどこまでも広がってしまったことで全世界的に大変なことになってしまったものです。

それ以外の暴落の要因として大きいのは、基本的には「金融緩和の終了」によるものです。
具体的には、経済成長や金融緩和によって過度なインフレが起こった後、政策金利の引き上げ=金融政策の転換を行った場合に、ドンと落ちたということがあります。

実は、現在も同じような状況で、コロナショック後の異次元の金融緩和により、株価自体はは立ち直りましたが、次の関心事として「いつ金融緩和が終わるのか」ということが注目されているのは、それによって、株価が暴落してしまうのではないかという心配があるからです。

実体経済が思うように立ち直っていない中で、株価が上がっているからと言って金融政策を転換することは考えにくいですが、そうは言ってもいつまでも金融緩和することは出来ないので、今はタイミングを図っている状況であり、それを投資家の方も注目しているということです。

道を歩いていて、クマに会ってしまった場合は、死んだふりしてやり過ごす・・・ことはせずに(襲われて大変なことになります)、クマの方を見ながら静かに逃げることが大事とのことですが、暴落にあってしまった場合は逃げるのはかなり難しいというか残念ながらほぼ不可能です。

では、そのような状況に遭遇してしまった場合、どのような心構えでいるのが良いのでしょうか。

一つ目の心構えは、そもそも暴落のタイミングを見極めることは難しいということを理解するということです。

そこで二つ目の心構えとしては、「パニックにならない」ということが大事です。

明日の株価がどうなるかもわからないのに、暴落のタイミングなんてわかりません。
それがわかったら、みんな大儲けです。ちなみに、それがわかるという人が居たらそれは怪しい人ですので、近づかない方がよろしいかと思います。

また、暴落している局面では注文が集中することにより証券会社のサーバがパンクしてしまい、結果として取引できないという状況に陥ってしまうことがあります。
そうなるとパニックになってしまう方も多いかと思いますが、パニックになって起こした行動は正直言って碌な結果になりません。

最初に投資の方針を決めた際に、インデックス投資を行うことを決めたのであれば、いかなる状況になったとしてもコツコツと積み上げていくという方針を変えてはいけないということです。

その為に、持っているお金を全部つぎ込むことはせずに生活防衛資金を残した上で余剰資金を投資に回しているはずですし、月々の投資資金も無理のない範囲で設定しているはずですよね。

また、これはインデックス投資だけでなく高配当株投資でも言えることですが、暴落する=株価が下がるということは、その株をより多く買うことが出来るということが言えます。

銘柄を選んだ際や国・地域を選んだ際に、誰かの意見を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて長期的に成長すると信じて買い進めると決めたものを買っているはずですよね。

また、あくまで自分の為にやっていることですから、他人が短期で儲かっていようがどうなろうが自分とは関係ないはずですよね。

それであれば、株価が下がったら「あの人は早くに損切りしたから自分も損切りしないといけない」とか「含み損が耐えられないから売ってしまおう」という他人をものさしにして考えるのではなく、「自分が信じて持っておく銘柄が下がっている=バーゲンセールだから買い進めよう」となるはずです。

暴落に遭遇した場合は、一旦冷静になって、状況を確認することが大事です。

確かに、暴落してそのまま低迷もしくは紙クズになってしまう場合もありますが、米国インデックス投資であれば、上の方に書いた暴落に何度も会いながらも米国市場自体が長期的に見ると右肩上がりで成長してきたことにより、結果的には恩恵を受けることが出来てきましたし、高配当株投資であれば、暴落に何度も会いながらも連続増配してきた銘柄があります。

もちろん未来のことはわかりませんが、リスクを取らないとリターンを得ることは出来ませんし、リスク許容度の範囲内での投資を心掛けつつ、自分で決めた道を進むのであれば、何があったとしても動じることなく投資を続けることが出来るのではないでしょうか。(と、自分に言い聞かせています。)

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

投資は個人の判断でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して知識と経験を積みましょう

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