一万円分くらいから投資してみる その2 | やまブログ 米国株投資をしよう

一万円分くらいから投資してみる その2

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今回は、「一万円分くらいから投資してみる」の第2弾です。

前回は、インデックス投資であれば、全世界株式に投資できるETFの「VT」。
高配当株投資であれば、控えめなディフェンシブ銘柄中心のETFの「HDV」
について書きましたが、今回は分散投資したい方で株式だけだと暴落した時に心配という方向けに、株式以外のETFを紹介します。

いずれも、米国市場に上場しているものですので、ネット証券経由で簡単に投資することが出来ます。

※個別の銘柄を記載していますが、参考までとして頂き、投資はあくまで自己責任でお願いします。

債券ETFであれば・・・

BND(バンガード・トータル債券市場ETF)
設定日:2007年4月10日
運用会社:バンガード社
信託報酬:年0.04%

米国の債券市場と同じ値動きを目指す債券ETF。
長期・中期・短期の国債や社債といった債券市場全体の高格付けの債券に投資できる。

分配金利回りは2%弱あたりですのである程度は出ますし、債券ETF全体の特徴ですが、毎月分配金が出ます。(毎月配当となっていますが、ETFはタコ足配当がダメなので、資産が目減りしてファンド自体の価値が落ちるということはありません。)

株価については、債券ETFは株式ETFと比べて値動きが比較的穏やかなのが特徴です。
先般のコロナショックの際はBNDは10%程度の下落の後、約1か月後にはコロナ前の価格にほぼ戻しましたが、対してS&P500指数は35%程度も下落し、コロナ前の価格に戻るまで約半年掛かりました。

但し、戻した後の動きは、BNDは、ほぼヨコヨコからの長期金利の上昇により少し下落。
S&P500指数は、2020年の後半から2021年前半にかけて絶好調。
という状況です。

債券に関しては、今後詳しく書いていきたいと思いますが、基本的には株式とは違う値動きをするという点で、資産の分散が効いているということになりますので、リスク分散の手の一つとして取り入れるのもよろしいかと思います。
(債券もリスク資産の一つですので、元本割れの可能性もあることは、ご承知おきください。)

ちなみに、他の債券ETFであれば、より堅くて利回りが低いAGGや、適格社債に投資できるLQDというETFもあり、これらも十分に投資対象の選択肢の一つに入れても良いものではありますが、「一万円くらい」ということを考慮し、今回はBNDを選びました。

コモディティーETFであれば・・・

GLDM(SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト)
設定日:2018年6月25日
運用会社:ステートストリート社
信託報酬:年0.18%

金(GOLD)現物の値動きに連動する投資成果を追求した米国ETF。

金の特徴として、存在する量に限りがあるため、無価値になることは無く、また株式とは逆相関を示すことが多いことから、リスク分散の選択肢の一つとして投資されることが多い。
また、金自体が何かを生み出すということは無いことから、分配金はありませんので、あくまで株式が暴落した時のリスクヘッジの役割というところでしょうか。

GLDMは米国ETFですので、為替の影響を受けることも考慮しておく必要があります。

株価については、前述のとおり、株式と逆相関を示すことが多いです。
先般のコロナショック時でも、1か月程度でコロナ前の水準に戻し、その後は順調に上げていましたが、2020年後半から徐々に下落。その後2021年3月以降は株式も上がっていますが、GLDMも徐々に上げてきました。(逆相関しない時もあるということですね。)

金に関しても、今後詳しく書いていきたいと思いますが、リスク分散の手の一つとして取り入れるのもよろしいかと思います。
(金もリスク資産の一つですので、元本割れの可能性もあることは、ご承知おきください。)

金に投資するETFとしては、実はどちらかというとGLD(SPDR ゴールド・トラスト)の方が有名ですが、現状は一万円では買えないことと、経費率が年0.40%と若干お高めなので今回はGLDMを選びました。GLDも投資対象の選択肢の一つに入れて問題ないものと思います。

上記のETFは、ネット証券(楽天証券・SBI証券・マネックス証券)でも購入できます。

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

投資は個人の責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。

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