【外貨建MMF】外貨建MMFの使い勝手がなかなか良いことについて | やまブログ 米国株投資をしよう

【外貨建MMF】外貨建MMFの使い勝手がなかなか良いことについて

やまブログへようこそ。

今回は外貨建MMFについて書いていきたいと思います。

米国の個別株や米国ETFを持っていると、(銘柄にもよりますが)配当金や分配金が米ドル建てで定期的に証券口座に入ってきて、うれしい気持ちになります。

現時点での方針としては、配当金や分配金は米国の個別株や米国ETFの買い増しに使うことで考えていることから、円に換えることはせずに米ドルのまま持っておくことにしていますが、その場合、

・外貨預り金で置いておく(入金されたままで置いておく)

という形が一般的ではないかなと思います。(私も以前はそうでした)

その方法でも特に不都合は無いので、問題無いかとは思いますが、今回わたくしがおすすめしたいのは、

・外貨建MMFに預ける

という方法です!!

そもそも外貨建MMFとは?

そもそも外貨建MMF(がいかだてえむえむえふ)とは、外貨で運用される投資信託の一つで、MMFはMoney Market Fundの略です。米ドル建が主ですが、トルコリラ建、南アフリカランド建もあります。
格付が高い、短期の国債や地方債、社債等で運用されることから、比較的安全性が高く、その通貨の金利水準が運用成績に反映されると考えられています。

外貨建MMFのメリット

①安定感が高い

外貨建MMFは投資商品ですので、元本保証はありません。
但し、投資対象が格付の高い国債や地方債、社債等のため、特に米ドル建のものであれば、米ドルベースで元本割れするリスクは少ないと考えられます。

また、外貨建MMFの場合、証券会社との資産とは分別管理されているため、万が一、証券会社が破綻しても資産は保全されます。

②低コストで少額から始められる

外貨建MMFは売買手数料が無料であることが一般的ですので、低コストで始められます。
また、少額からでも始められる(楽天証券のGS米ドルファンドであれば、当初申込単位が10USD以上0.01USD単位。追加の場合は0.01USD以上0.01USD単位となります。)ので、私のような少額の分配金がちょくちょく入ってくるパターンの人でも、問題なく始められてます。

③分配金がある

前述のとおり、外貨建MMFは国債、地方債、社債等の金融商品に投資しているものですので、運用利益が発生した場合、分配金が発生します。
分配金については、毎日計算(決算)され、月末に自動で再投資されます。

利回りは、楽天証券のGS米ドルファンドの場合、コロナショック直後は、ほぼ0%で「ただ預けているだけ状態」でしたが、直近は米国の利上げトレンドのおかげで、直近(2022年10月)では2.438%となっています。これは日々変動します。

④米国個別株や米国ETFを直接買える場合もある

私が普段預けている、楽天証券のGS米ドルファンドでは、外貨建MMFに預けた状態で直接米国の個別株や米国ETFを買うことが出来ます。

直接購入することが出来ないファンドであっても、売買手数料が無料ですので、解約して外貨預り金に入れておいて、そこから買うという手続きを行えば問題無いのですが、上記の場合、その手間がちょっと省けるかなといったところです。

⑤特定口座で管理している場合、確定申告の手間がかからない

外貨建MMFで得た利益には、譲渡利益や配当金、分配金と同じように所得税と住民税あわせて20.315%が課税されます。

但し、特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合は、源泉徴収された金額が月末に再投資されるため、確定申告を行う必要はありません。

外貨建MMFのデメリット

①債券の価格変動リスクや為替変動リスクがある

投資商品ですので、当然のことながら価格変動リスクはあります。投資対象が比較的安定感があるものではありますが、リスクはあるということは頭に入れておく必要があります。
また、外貨建という商品の性質上、為替変動リスクもあります。

こればかりは、投資にはつきものなので、仕方ないです。

②購入手続きが必要で、ちょっと面倒

外貨預り金のままで置いておくのであれば特に手続きは必要ないのですが、外貨建MMFの場合は、都度購入手続き(買い注文)を行う必要があります。

楽天証券のGS米ドルファンドの場合、営業日であれば0:00~13:50までに買い注文を行うと、14:00時点の運用レートで約定します。
14:20~24:00で買い注文を行うと、翌日の14:00時点の運用レートで約定。
営業日以外であれば、翌営業日の14:00時点の運用レートで約定となります。

営業日の朝方に配当金・分配金が入ってきたのにもかかわらず、13:50までに買い注文を入れることを忘れていた場合は、翌日の約定となってしまうことから、その日の夜に米国株を買おうとした場合でも資金が拘束されて余力に反映されないということが起こってしまうのが少し残念なところです。
(その場合は、当日は外貨建MMFに預けずに外貨預り金で持っておいて、翌日残った資金を外貨建MMFに入れるという形で日々過ごしています)

なぜ「外貨建MMFに預ける」ことがおすすめなのか?

ここまで、外貨建MMFとは何ぞやということや、メリット・デメリットについて書いてきましたが、私としては、「外貨建MMFに預けることはおすすめ」と考えます。

理由は、ファンドにもよるかと思いますが、米ドルが対象となっているものについては、投資対象の安定感があることや昨今の利上げトレンドにより利回りもそこそこあること。特定口座(源泉徴収あり)の場合であれば、確定申告の手間が掛からないということというメリットが、前述したデメリットを上回っていると考えられるからです。

但し、外貨建MMFであればどの商品でもOKということではなく、あくまで「米ドル」が対象となっているものに限るかなと思います(このブログは米国株を対象にしていますので・・・)

まとめ

米国の個別株や米国ETFの配当金や分配金をすぐに使う予定が無い方(円に換える予定が無い方)、もしくは他の米国の個別株や米国ETFを購入するために置いておきたいとお考えの方は、

外貨建MMFに預けることを選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

長くなりましたので、ここまでとします。

投資は自己責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。

それでは

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