米国の経済指標のうち、重要なものをまとめてみました | やまブログ 米国株投資をしよう

米国の経済指標のうち、重要なものをピックアップしてみました

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今回は、ニュース等でちょくちょく発表される米国の経済指標のうち、株価に大きな影響を与える重要なものをピックアップして書いていきたいと思います。

他にも様々な経済指標があるのですが、全てを見るとなると大変な労力がかかってしまいますので、中でも重要だとされている指標とその内容を書いていきます。

①国内総生産(GDP)【景気関連】
(発表時期:速報値1・4・7・10月、暫定値2・5・8・11月、確定値3・6・9・12月)
 米国内で生産された財・サービスの付加価値の合計。経済全体の景気動向を見る上で重要なもの。
②ISM製造業景況指数【景気関連】
(発表時期:毎月第1営業日)
 ISMが発表する製造業における景気転換の先行指標で「50」が景気動向の良し悪しの分岐点となっている。景気転換の重要先行指標として関心が高い。
③ISM非製造業景況指数【景気関連】
(発表時期:毎月第3営業日)
 ISMが発表する非製造業における景気転換の先行指標で「50」が景気動向の良し悪しの分岐点となっている。景気転換の重要先行指標として関心が高い。
④米国雇用統計【雇用関連】
(発表時期:毎月第1金曜日)
 米国の雇用情勢を調べた経済指標。
 特に「失業率」と「非農業部門雇用者数」が米国経済の動向を示すものとして注目されており、FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の決定に大きな影響を与える。
⑤消費者物価指数(CPI)【物価関連】
(発表時期:毎月15日前後)
 都市地域の一般消費者世帯が購入する商品とサービスの総合的な価格の動きを指数化したもの。
 インフレに関する最重要指標。
⑥生産者物価指数(PPI)【物価関連】
(発表時期:毎月15日前後)
 米国製造業者の販売価格の動向を測定した物価指数。原材料・中間財・最終財の段階別に品目別・産業別に発表される。
 インフレに関する最重要指標。
⑦小売売上高【消費関連】
(発表時期:毎月第2週)
 米国のGDPの3分の2を占める、個人消費トレンドを把握する指標。
 月々の動きよりも3~4か月の傾向を追った方が良い。
⑧個人消費支出価格指数(PCE)【消費関連】
(発表時期:毎月下旬)
 国内総生産(GDP)を構成する個人消費支出の指数。
 米連邦準備理事会(FRB)がインフレに関する指標として注目している。
⑨鉱工業生産指数【製造業関連】
(発表時期:毎月14~17日)
 製造業部門の生産動向を指標化したもの。米国の製造業の生産活動の状況、設備投資の状況を反映していることから、景気全般との関係は深く、生産動向を測るうえで最重要視されているもの。
⑩住宅着工件数【住宅関連】
(発表時期:毎月第3週)
 当該月に建設が開始された新築住宅戸数を示す統計で、一戸建て・集合住宅の区別、地域別の区別で発表される。
 住宅投資が増加すると、家具・電気製品への波及効果が大きいことから、景気変動に大きな影響を与える指標とされている。
⑪中古住宅販売件数【住宅関連】
(発表時期:毎月25日)
 当該月に所有権の移転が完了した中古住宅の販売件数。
 景気変動に対する先行性が比較的高いと言われている指標。
⑫FOMC声明/議事録【金融政策】
(発表時期:年8回、約6週間ごとの原則火曜日(2月と7月は水曜日も含めた2日間)
 日銀の金融政策決定会合に相当する、米国の金融政策の最高意思決定機関。
 金融調節の代表的手段である、公開市場操作の基本方針・マネーサプライの目標値・外国為替市場への介入についても方針を決定するもの。
 決定された方針が、NY連銀に向けて指令される。

米国の経済動向が世界に大きな影響をもたらすことから、世界中から注目されている指標となっています。(数をかなり絞ったのですが、それでも多い・・・。)

但し、全てを完璧に理解しないといけないということでは無くて、ダウ平均やS&P500指数が大きく動いた時に、これらの指標の動きに起因することが多いので、まずは言葉だけでも覚えておくくらいで良いのかなと思っています。

基本的には、発表前に予想値というのが出ていて、それよりも結果値が良いと、まぁ経済が順調ですねというものではありますが、現状は

結果値が良い=インフレ傾向=景気が回復しつつある=金融緩和の終了が近い・・・株が下がる

という流れになりがちで、ここでも現在の株高は金融緩和を存分に織り込んでいるということがわかります。
金利政策についても、発表される内容に加えて、その後の要人の発言で金融緩和がいつ終わるのかの方が注目されがちではあります。(現状は、金融緩和を継続って言うには言いますが・・・)

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

株式投資は個人の責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。


 

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