やまブログへようこそ。
このブログでは、インデックス投資についてこれまでに書いてきましたが、具体的な方法として、つみたてNISAを利用してインデックス投資をしようという内容を書いていきたいと思います。
インデックス投資とは、米国であれば、ダウ平均やS&P500といった特定の株式指標(インデックス)に連動することを目的とした投資のやり方で、将来も成長し続けてくれると信じられる対象(国・地域、もしくは全世界等)に投資するものです。
一方、いわゆるプロと呼ばれる人が、売ったり買ったり様々なテクニックを使って運用してくれるやり方(アクティブ投資)もありますが、手数料が比較的高いことや、プロが運用したからと言って必ずインデックス投資を超えるリターンを出してくれるということでは無いので、長期で持っておくようなものでは無いのかなという印象です。
また、結局、多くのアクティブ投資はインデックス投資に負けているという状況がありますので、私個人としては、インデックス投資を淡々と積み上げるという方針で進めています。
そして、長期にわたって積み立てるのにあたって、ぜひ活用したいのが「つみたてNISA」という制度です。これから詳しく書いていきたいと思います。
「つみたてNISA」とは、2018年1月からスタートした、「少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度」です。
①利用できる人・・・日本在住の20歳以上
→大人になったら始めましょうということです。
②非課税対象・・・投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益
→通常は、得られた利益から20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)が引かれますが、つみたてNISAを利用した場合は上記が非課税となります。
③口座開設可能数・・・1人1口座
→特定口座を持っていても、つみたてNISA口座を持つことは可能です。
④非課税投資枠・・・新規投資額で40万円/年まで。20年間持つことが出来て最大800万円。
→「新規投資枠」なので、ある年が新規投資30万-売却10万となった場合、残りの枠は40-30+10=20万円となるのではなく、40-30=10万円となります。(売却した金額は関係なし)
年末までに枠を使いきれなかった場合、翌年への繰り越しは無し。
⑤投資可能期間・・・④にある通り、20年間。
⑥投資方法・・・契約に基づく定期的・継続的な買い付け
⑦投資対象商品・・・金融庁が設定した「長期の積立・分散投資に適している」という下記要件をすべて満たした投資信託。
→主なものでは、
・販売手数料はゼロ
・信託報酬(運用手数料)は一定水準以下
・分配頻度が毎月でないこと
・顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
・信託契約期間が無制限または20年以上であること
・ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
があります。
※投資商品の為、運用次第では元本割れの可能性もあります。
つまり、大人になったら、ネット証券会社で証券口座を作って、つみたてNISAで金融庁が設けた要件を満たしたインデックス投資信託を年40万円(月33,333円:割り切れない金額・・・)、20年で800万円分、定期的にコツコツ積み上げましょうということです。
金額的にもっと多く投資したいと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、まずはつみたてNISAで上限まで積み立ててみて、枠に収まらなかった分は特定口座を利用して積み上げるという形でもよろしいかと思います。
ちなみに、つみたてNISAで買い付けできるインデックス投資信託では、証券会社によって扱い商品は違いますが、
米国が対象のものですと、
・eMaxis Slim 米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際投信㈱
・SBI バンガード・S&P500インデックス・ファンド SBIアセットマネジメント㈱
・楽天・全米株式インデックス・ファンド 楽天投信投資顧問㈱
全世界が対象のものですと、
・eMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー) 三菱UFJ国際投信㈱
・SBI 全世界株式インデックス・ファンド SBIアセットマネジメント㈱
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド 楽天投信投資顧問㈱
であれば、運用実績もしっかりあり、手数料が安い商品ので、人気がありますね。
米国か全世界かというのは、以前のブログにも書いていますが、まぁ好みの問題になるかと思います。
ということで、長期投資のスタートとして少額からつみたてNISAでインデックス投資を始めてみてはいかがでしょうか。
長くなりましたので、ここまでとします。
それでは。
投資は自己責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。
コメント