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例年であれば、この時期は年末ラリーで株価がどんどん上がる安心相場となるものなのでしょうが、今年はこの時期になっても懸念事項が次から次へと出てきている状況で株価もグダグダ状態でした。
グダグダの原因は
・米国債務上限問題
→上限を現行の28.9兆ドルから31.4兆ドルへ2.5兆ドル上げる案について、上院は12/14に可決済み。下院も12/15に可決済みとなり、バイデン大統領が署名することで成立することとなりました。
一応解決となりました。
・テーパリング、利上げについて
→12/14~15にFOMC(米国公開市場委員会)が行われ、その後の記者会見にてパウエル議長より下記の方針が示されました。
・テーパリングの終了時期を2022年6月から2022年3月に前倒し
・利上げの開始時期は、テーパリング終了後。
まずは、テーパリングですが、米国の景気回復が順調に進んでいることによる終了時期の前倒しとなりました。
利上げの開始時期については、テーパリング終了後、時間を空けずに行うという方針が示されました。
これらの判断に大きな影響を及ぼしているインフレですが、これまでは「一時的」という認識でずっと来ていましたが、直近のCPI(消費者物価指数)も6.8%と依然として高い水準が続いていることから、「インフレ定着のリスクが高まった」という表現に変わっており、それに対する対応が必要という認識に変わってきています。
パウエル議長の姿勢が、これまでのハト派からタカ派に変わってきているのが気になるところですが、市場としては好感(もしくは織り込み済み)と捉えたようで、上記内容が発表された後(日本時間16日2時以降)に株価が急回復しました。
ということで、直近の懸念事項だったFOMCも無事に通過し、その他の経済指標もだいたい想定内で推移しているので、まずは一段落といったところでしょうか。
直近のリスク要因も特に無さそうですので、これから年末年始~1月末頃あたりまでは株価は気持ちよく上がっていくのかなと期待しています。
しいて言うならば・・・
・中国のエバーグランデのデフォルト懸念(どのようにソフトランディングさせるかが気になるところ)
・新型コロナの変異株の再流行
・10月~12月期の決算発表は市場の期待よりは・・・?(これまでの決算発表が良すぎたということなのでしょうが)
・テーパリング・利上げが本当に本当に織り込まれているのか?
という点は気にはなっています。
思うこと
上記の点をクリアして株価が気持ちよく上がるような状況になれば、インデックスは淡々と積み上げつつ、高配当株投資は一旦お休み(正月休み)になりそう。
何らかの要因で株価が落ちてくるような状況になれば、インデックスは淡々と積み上げつつ、高配当株投資は利回りを見つつ少しずつインしていきたいと考えています。
(まぁ何となく、1月末までは気持ちよく上がって、2月頃から少しグダグダとなるような気がしていますが、こればかりは私にもわかりません。チャンスを逃さないように引き続き注目していくつもりですが、酔っぱらって予期せぬインをしないように気をつけます。)
最後に
投資は個人の責任にてお願いいたします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。
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