米国の消費者物価指数の発表・FOMC議事録について | やまブログ 米国株投資をしよう

米国の消費者物価指数の発表・FOMC議事録について

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今週(2021年10月11日~)の注目点として、消費者物価指数(CPI)の発表とFOMC議事録の公開がありました。

テーパリング・利上げを行うことがほぼ決定しており、あとは時期等の発表を待っている状況の中、他の要因含めて市場が不安定になってしまっているところでの今回の発表で、どうなるかと思いましたが、結論としては、上手く乗り切りました。

消費者物価指数(CPI)の発表について

予想値結果値評価
2021/10/13消費者物価指数(CPI) 前月比0.3%0.4%
消費者物価指数(CPI) 前年同月比5.3%5.4%
消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比0.2%0.2%
消費者物価指数(CPIコア指数) 前年同月比4.0%4.0%

依然として、高いインフレ率をキープしており、「インフレは一時的」とは言いづらい状況ではあるものの、ほぼ予想通りだったということで、まぁ、許容範囲内かなと思われます。

FOMC議事録の公開について

9月21~22日にかけて行われた米国連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公開されました。
この回のFOMCは、「テーパリング・利上げの時期等詳細が発表されるかも」ということでかなり注目していましたが、結果としては方向性は示されたものの、かなりマイルドな表現に留まったことで、市場への影響はそれなりのところで収まった・・・という回でしたね。

議事要旨

・次回(11月2~3日)のFOMCでテーパリングの着手が発表されれば、11月もしくは12月から開始。
・縮小ペースは、米国国債を月に100億ドル、MBS証券を月に50億ドルとする案について検討。
・インフレが継続的と見ている人がいる一方、一時的と見ている人もいる。
・利上げは、今後2~3年は必要なし(据え置き)という人もいる一方、雇用やインフレの状況から引き上げる必要があるという人もいる。
・利上げのタイミングが予想より早まる可能性もある。

・・・ということで、大きな方向性は決まっているものの、詳細についてはまだ議論の余地があるというところでしょうか。
 債務上限問題や中国不動産の金融不安他、国内外で様々な問題が起こっている中でのFOMCでしたので、仕方ないというところですね。

所感

消費者物価指数の発表から、予想の範囲内だったものの、インフレが高いレベルで続いているということが見えてきましたので、何らかの対策は必要となる段階なのかなと思っています。

テーパリングについては、11月のFOMCで詳細含めて発表される可能性がかなり高いと見てますし、そのアナウンスはかなり早い段階からされていましたので、市場としては(少しは下がるものの)取り乱すことは無いのではないかと見ています。

まぁ、とは言っても、何とか乗り越えたということでまずは一安心しました。
次は、決算発表シーズンに突入となり、恒例の「決算内容は良いのに、株価がコケる」という訳の分からない状況に陥っている銘柄が出てきていますが、自分の保有している銘柄は無事に通過できますように・・・と祈っています。

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

投資は個人の責任にてお願いいたします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。

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