高配当株投資について | やまブログ 米国株投資をしよう

高配当株投資について

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今回は、高配当株投資について書いていきたいと思います。

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株主は言い換えればオーナーです。会社は株主(オーナー)のものですので、投資している会社が利益を出せば、その一部を受け取る権利があります。
利益を還元してもらう方法として、
①利益の一部を設備投資に回すことによって、会社の規模を大きくしたり、新たなビジネスを生み出す等で会社の価値を上げて、株価を上げるこ
②利益の一部を配当金として株主に還元すること
の2パターンがありますが、高配当株投資は②に重きを置いている会社に投資する方法です。

配当金は、日本株であれば、年に1~2回。米国株であれば、年に4回程度受け取るパターンが一般的で、時期は各々の会社の会計スケジュールによります。

では、高配当株投資のメリットとデメリットを書いていきたいと思います。

高配当株投資のメリットとデメリット

メリット

受け取る金額の目安が立ちやすい

株価の上がり下がりを上手く掴んで利益を取る方法(キャピタルゲイン)の場合、相場観が必要となりますし、そもそも明日の株価がどうなるかもわからないのに、半年後・1年後の株価を予測するのはまぁ不可能ですので、先々の予測はなかなか立てづらいですが、配当金をもらうという方法(インカムゲイン)の場合は会社の決算資料で先々の予定も書かれている場合が多いですので、先々の予測をある程度立てることができます。
 あくまで予定なので、社会状況の変化等により変更となる場合もありますが、配当金が基本的に利益から出されるものであり、利益の管理をしっかり行っている会社であれば、そこまでブレることも無いかと思います。

デメリット

成長性が低い(もしくは無い)会社が多い

株価は「美人投票」と言われることがありますが、人気を集める=株価を維持するためには、「先々も成長していく見込みがある」もしくは「利益を現金等何かしらの形で還元してくれる」という方法を取ることが多いですが、高配当株投資の対象となる会社は、後者の「利益を現金等何かしらの形で還元してくれる」方となり、設備投資がほぼ終わっている等、今後の成長性が低い(もしくは無い)会社となります。
 業種は、通信、タバコ、銀行辺りが主なところです。

銘柄選定が重要

上記に書きました通り、高配当株投資の対象となり会社は今後の成長性が低い会社が多いですが、それに加えて、単に人気を集めたい=財務状況がボロボロだったり(赤字だけど無理して配当を出す)、会社内部が大変なこととなっていたり(お家騒動により株主のことまで考える余裕がない)、本社ビル売却等でピンポイントで利益が出たが来期はどうなるか分からない(不安定)・・・等の会社もよくある配当利回りランキングに入ってきます。
 というより、配当利回りランキングの上位を占める会社はほとんどそのような会社と言っても良い状況です。そのような会社に投資をしてしまうと、安定的に配当金を受け取ることが出来なかったり、株価自体も低迷してしまうという2重苦に陥ってしまいます。

税金が結構かかる

配当金が支払われた際には税金がかかりますが、日本株であれば約20%、米国株であれば約28%と結構重いです。
 確定申告で一部取り戻すことが出来ますが、確定申告自体に馴染みの無い方も多いと思いますので、ハードルは結構高いです。

金額が少ないと効果を実感しにくい

配当利回りは大体3~5%程度が目安となりますので、例えば100万円投資した場合だと、年3~5万円程度となります。正直言って、この金額ではもの足りないと感じられる方も多いのではないでしょうか。
より多くの配当金を得るためには、より高い配当利回りを求める・・・というのは危険ですので、投資金額を増やす必要があります。

こう見ていくと、「デメリットが多いなぁ」という感じになってしまいましたが、ちなみに、私は高配当株投資も行っていますので、その中で感じたこととしては、銘柄選定の重要さは感じており、以前に日本株にも投資していた時は、配当金の設定が結構適当だったり(利益の30%還元で良いか等。30%って何の目安なの?)、簡単に減配したり(減配しても誰も責任取らないの?)とがっかりしたことが多かったのを覚えています。
米国株であれば、株主還元の思いが強い会社が多かったり、高配当株ETFも高配当株でありながら財務状況をしっかり見てくれたり、業種の分散が効いていたりと有用な商品があるので、そのことから、現在は米国株の高配当銘柄に投資しています。

また、税金に関しては、もう仕方ないと割り切るしかないと思っています。

確かにデメリットは多いですが、しっかりと銘柄選定を行いながら様々な勉強をしていくことで、個別株投資の経験を積むことが出来ますし、何よりも受け取る金額の目安が付きやすいということが数々のデメリットを上回っているというのが、個人的な思いです。
その他の方法として、「株主優待を目的とした投資」というものもあり、人気を集めていますが、モノが増えるのはあまり好きではないですし、お金で還元してほしいので、私はやっていません。(好みの問題ですね。)

長くなりましたので、ここまでとします。
それでは。

投資は自己責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。

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