菅首相の総裁選不出馬のニュースについて | やまブログ 米国株投資をしよう

菅首相の総裁選不出馬のニュースについて

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今回は、本日(9/3)の大きなニュースとなった「菅首相 総裁選に不出馬」のことについて、個人的に思うことを書いていきたいと思います。

内容としては、「菅首相が9/17告示・9/29投開票の自民党総裁選挙に立候補しないことを表明した」ということで、このことにより、自民党総裁の任期満了に伴って首相を辞任することになります。

一部報道では「菅首相、辞任の意向」という見出しを出しているものもありますので、今日明日にも辞任するような印象を持つ方もいるかと思いますが、任期満了までは務められるということで、まずはお疲れ様でした。任期満了までは責任をもって頑張って頂きたいと思います。

さて、個人的に評価している点及び評価できなかった点をまとめてみました。(あくまで個人の感想です)

【評価する点】
・この状況下で首相という重責を担われたこと
(正直、最悪のタイミングだったと思います)
・ワクチン確保出来たこと

【評価しない点】
・コロナ対策でリーダーシップを発揮できなかったこと
・携帯大手3社に対して通信料の値下げを強制したこと
(民業圧迫では?他の規制業種への対応は?NHKは?)
・国会をまともに開かなかったこと
・記者会見時の答弁(言い間違えやカンペは仕方ないにしても、質問にまともに答えなかったこと)
・オリンピック関連の言動
→総じて、やったこととは別に、アウトプットがあまり良くなかったという印象を持ちました。

【個人の考え】
今回の件について、「逃げた」だの「責任を放り投げた」だのと好き勝手いう人もいるようですが、そういう人は、総裁選に立候補したらしたで、「まだやるのか」とか「責任は感じないのか」とどちらにしてもいろいろといちゃもんをつけるので、まぁそういう思想を持っている人だから仕方ないということでしょうね。

約1年前に前任者から半ば強引にバトンタッチされて、このコロナ禍で大変な時なので、一旦受けて、「つなぎの首相」に徹するのかなと思いましたが、思いのほか長く続いたなという印象です。

当初は、携帯電話の通信料値下げ(個人的には、単なる民業圧迫という印象ですので評価しませんが…)や、その他様々な規制を無くしていこうという気概は感じましたが、規制改革に反対する勢力が内にも外にも居るような大変な状況で、本当に味方になってくれる人が居なかったのが厳しかったのかなと思います。(恫喝だなんだという話もちらほら出ていましたからね)
それに加えて、新型コロナの感染者数に歯止めが掛からない状況で、有効な手を打つことが出来なかったという点がありますが、そもそも新型コロナは感染症なのでゼロにするという発想に無理があると個人的には考えていて、打つ手としては、

①なるべく罹らないようにする為の対応として、金銭面での補償をした上での、強い行動規制(ロックダウン)

②罹った時の対応として、病院や医療機関で対応出来るような、体制作り

の2つしかないと思っていますが、
①については、現行憲法では非常事態条項の記載が無く、個人の私権を制限できないことから、そもそも個人に対する行動規制は出来ないですし、補償金についても(誰の意向かはわかりませんが)かなり出し渋っているようですので、正直言って難しい。

であれば、ワクチン接種を積極的に進めた上での②の対応をもっとわかりやすい形で進めるべきだったと思います。
具体的には、民間の医療機関に対して新型コロナの患者を診てもらうような仕組みづくりや、新型コロナ専用病院を建てるであったり、医療の体制(人・モノ)をしっかり整えるような政策であったり、何か目に見える形で進んでいるのであれば、もう少し国民の理解を得ることが出来たと思いますが、新型コロナ対策をやっているのかやっていないのかわからない中で緊急事態宣言の延長に次ぐ延長。
これは、対象地域の国民に対して「あなた達がしっかり自粛しなかったから悪い」と言われたようなもので、国民から言わせてもらえれば、「政府こそしっかり対策しろよ」と言いたい気持ちになってしまいます。
そんな中でオリンピックを開催したことにより、オリンピック自体はそれなりに盛り上がりましたが、なんだかモヤモヤするような気持ちというか、一種の矛盾を感じさせてしまったことが残念でした。

そんな大変な状況に乗じて、「ただ騒ぎたいだけ」のマスコミが会見時の表情・しぐさや言葉尻をとらえて批判するという報道は、相変わらず酷すぎて正直見てられませんでした。
(記者会見の際に、まともに答えないという点は今に始まったことでは無いので、その点は仕方ないと言えば仕方ないというところだとは思いますが)

さて、このブログ的には、今回の出来事と株価の状況について書かなければいけませんが、日経225は、ここのところグダグダしていたのが一転し、寄りから上げムードだったところに、前場引け後の突然のニュースにより、後場は一層上げて、一時前日比600円超上げて、終値は29,000円台を回復し、29,128.11円と絶好調な展開となりました。
(それにしても、首相の総裁選不出馬で、絶好調になる相場って・・・)

ここのところ、支持率が低迷し、自民党総裁選がどうなるのか、その先の衆議院選挙がどうなるのか。もしかしたら政権交代があり得る?・・・等、見えないところで政局もいろいろと動いているという不安定な状況を注視していたところから、明確な動きが出たので、その点についてはひとまず好感したというところでしょうか。

日本市場的には、とりあえず自民党政権が続いてくれる=安定というのが良いシナリオで、それに対する不安要因の一つが無くなったというのはポジティブな点ではありますが、結局のところ、あまり国民受けが良くないあの方=「ドン」が残る形となりましたので、その点は今後に向けて気になるところではあります。

今後の動きとしては、
総裁選で新総裁が決まって→新総裁が解散を宣言して→解散総選挙
という流れになるのでしょうが、そうなると野党がまた蚊帳の外という状況になるかもしれませんね。

まぁ、政権担当能力があるところがしっかりと運営してくれれば、そのうち株価は落ち着いてくるのではないかと思いますので、解散総選挙で変なことにならないように、責任ある一票を投じていきたいと思います。

今回はここまでとします。
それでは。

突然のことで、何だかまとまりのない文章になったかもしれませんね。失礼しました。

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