投資信託とETFについて | やまブログ 米国株投資をしよう

投資信託とETFについて

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今回は、投資信託とETFについて書いていきたいと思います。

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株式投資を行うにあたって、リスク分散・分散投資の必要性を何度か書いてきましたが、個別株で分散投資を行うとなると、様々な銘柄を買っていかないといけないことやその度に手数料が掛かる等、多くの資金が必要になることや、効果的なリスク分散を行うために、銘柄や業種等のバランスを取る必要がある(リバランス)等、銘柄の管理が複雑になることといった、お金の面でも時間の面でもいろいろと大変なことが多いのですが、投資信託やETFを利用することで負担を軽減することが出来ますので、積極的に利用したいところです。

投資信託やETFは一般的にファンドと呼ばれるもので、「投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で
その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品です。集めた資金をどのような対象に投資するかは投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います(一般社団法人投資信託協会HPより)」というものです。

投資対象は、商品によって違いますが、商品のテーマによって、国内外の株式や債券・不動産・コモディティ(金・石油他)となっており、複数の銘柄に分散して投資されている「詰め合わせセット」のような形になっています。
具体的に何に投資しているかについては、個々の商品の説明資料(目論見書・運用報告書)に詳しく書いてありますので、事前に必ず確認する必要があります。

また、投資信託やETFの場合は、運用を専門家にお任せする形となりますので、手数料が掛かります。

投資対象が株式・債券・不動産・コモディティとなっていることから、市場の状況により価格の上がり下がりがあることから、元本が保証されているものではないということもしっかりと理解する必要があります。

それでは、本題である投資信託とETFの違いについて、書いていきたいと思います。
大きくは下記の点があります。
(投資信託)
・上場・・・していない
・販売会社・・・証券会社・銀行・郵便局
・価格・・・基準価額に基づく(1日1回のみ決まる)
・手数料・・・販売手数料(購入時)、信託報酬(運用手数料)、信託財産留保額(売却時)

(ETF)
・上場・・・している
・販売会社・・・証券会社
・価格・・・リアルタイムで変動する市場価格(購入時のタイミングで決まる)
・手数料・・・売買手数料(購入時・売却時)、信託報酬(運用手数料)

それぞれの特徴としては、
投資信託は、商品の種類が多い点や100円からといった少額から始めることが出来る点やETFと比べて手数料が高いという点があります。
投資信託は運用会社の他に販売会社(証券会社、銀行、郵便局)や信託銀行(資産の分別保管)のあわせて3者が関わる形となりますが、運用報酬として3者分の手数料を払う必要があったり、販売会社が販売手数料を取ったりしますので、ETFと比べると手数料は高めとなっています。

但し、最近は手数料の値下げ競争が激しくなっていますので、販売手数料ゼロの商品や、信託報酬も年0.1%とか0.2%という商品も増えてきています。
特にインデックスファンドは手数料が安い商品が多いです。
(その分、手数料が多く取れないので、大手証券会社・銀行・郵便局の窓口では扱っていなかったり、勧めてもらえなかったりするようですが・・・。)

また、価格が決まるタイミングが1日1回となっている為、もし暴落があった場合でも、リアルタイムでは価格が分からないので、時間を置かざるをえない=冷静になれるということで、パニックになって変な気を起こしづらいというメリットもあります。

一方、ETFは、商品の種類は投資信託と比べて少なく、購入価格はその時点の市場価格となりますが、上場していることにより個別株と同じような感覚で取引することが出来ますので、タイミングをみて安い時に仕込むというやり方も有効かと思います。
何といっても手数料の安さが魅力になります。各証券会社の手数料の値下げ競争が激化していることに加えて、特に大手の資産運用会社(バンガード、ブラックロック、ステートストリート)が扱っている商品は、信託報酬自体が年0.1%未満のものが多くあります。
手数料は数%の違いでも、長い目で見れば結構な金額になってしまいますので、とにかく手数料にこだわりたいという方は、ETFを選択肢の一つに入れるのもよろしいかと思います。

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

投資は自己責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験や知識を積み上げましょう。


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