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本日(7/13)は、米国の主要経済指標の一つである、6月度の「消費者物価指数(CPI)」が発表されます。(日本時間:7/13 21時30分頃予定)
米国の主要経済指標については、主なものとしては、
・雇用統計(失業率・平均時給・雇用者数の変化)
・景況指数
・国内総生産(GDP)
その他いろいろとありますが、雇用に関する事項については人手不足の方が問題となっている状況ですので、現時点ではあまり気にすることもないかな・・・というところですし、景況指数やGDPについては、景気を抑えにかかっている状況ですので、そりゃ一時期よりかは良くない数字が出てしまうよねというところで、発表されたところで株価は既に織り込み済み状態となっています。
一方、消費者物価指数(CPI)については、足元の物価に対する影響に加えて、次回のFOMCでの利上げ幅にも関わってきますし、大きく見ると米国経済の景気の動向にも関わってきますので、現状での最重要指標と位置づけられており、注目度がかなり高くなっています。
消費者物価指数(CPI)とは
消費者物価指数(CPI:Consumer Price Index)とは、物価の上昇及び下降等の変動を表す経済指数で、インフレに関する最重要指標の一つです。
生産者物価指数(PPI)が売り手側の価格を表すのに対し、消費者物価指数(CPI)は買い手側の価格を表し、消費者の最終レベルにおいての指標となっています。
6月の消費者物価指数(CPI)の予想
6月の消費者物価指数の予想値は、「8.8%」となっています。
5月の消費者物価指数の結果は、8.6%(予想値:8.3%)
4月の消費者物価指数の結果は、8.3%(予想値:8.1%)
3月の消費者物価指数の結果は、8.5%(予想値:8.4%)
となっており、FRBがペース早すぎな利上げによりインフレを抑えにかかっているにもかかわらず、一向にインフレが収まる気配が無い状況となっています。
ちなみに、FRBが目標としているインフレターゲットは2%ですが、現状はこれを大きく上回っていますし、2021年6月度の消費者物価指数の結果は5.4%でしたので、
物価は、(2021年6月度)5.4%上がって、更に(2022年6月度)8.8%上がると言われているということで・・・生きるのって大変・・・。
FOMCに与える影響
次回のFOMC(米国公開市場委員会)は7/26~27にかけて行われ、終了後に政策金利が発表されます(日本時間:7/28 3時頃)
7月のFOMCにて発表される政策金利の予想値は、0.75%上げての2.25~2.50%となっています。
通常は、0.25%ずつ上げていくものですので、0.50%でも急な感じがしますが、6月のFOMCでの0.75%上げに続いて2回連続ということで、何としてもインフレ抑制を行うという意気込みが感じられます。
思うこと
米国はコロナショックからの立ち上がりで、依然として景気自体はかなり良い状態が続いていますので、景気を多少減速させてでもインフレ対策を行う方に舵を切れるという点は、日本とは違って、うらやましいなと思っています。
これまで通り、米国経済の強さを信じ、インデックス投資はそのまま、高配当株投資は消費者物価指数の結果により連れ下げしたらファンダメンタルに問題ない銘柄を少しずつ買い足すということで、これまでと変わらずに進めていく予定です。
今回はここまでとします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。
それでは。
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