もっと短期で儲かる方法は何か無いかな・・・と考えた時の、自分への戒め | やまブログ 米国株投資をしよう

もっと短期で儲かる方法は何か無いかな・・・と考えた時の、自分への戒め

やまブログへようこそ。

今回は、株式投資の特に長期投資を行っている時についつい考えがちなことの一つである、

あぁ、何かもっと短期で儲かる方法は無いのかな・・・

ということに対する、自分への戒めについて書いていきたいと思います。

長期投資に物足りなさを感じるとき

昨今の株高の状況も相まって、インデックス投資や高配当株投資のような長期投資を続けていて、順調にお金が増えてはいるものの、思ったよりもペースが上がらないなぁ…物足りないなぁ…と思ってしまうこともあるかと思います。

そんな時にふと、インターネットやSNSを見ていると、短期間で○○億稼いだとか、〇〇という銘柄が数日で何倍も跳ねて儲かった、反対に高配当株投資なんてオワコン、インデックス投資は効率悪いという書き込みが目に留まって、うらやましいなぁ…とか同じようなやり方をしたら自分も早く儲かるかなぁ…であったり、自分のやり方は間違っているのではないかと心配になり、今まで積み上げてきたものを売って、発言者と同じような投資方法・銘柄選択をしてしまって、結果的には買った理由・売った理由を自分では把握出来ない(芯が無い)投資になってしまうということになると最悪です。

変な気を起こす前に考えたいこと

このブログでは、投資の目的・方針を決めて、後は愚直に積み上げるということが大切ということを書いてきました。
お金を増やしたいということは誰しも思うことで、それ自体を否定するつもりはありませんが、増やすための資産運用を行うにあたって、変な気を起こす前に下記のことを心にとめておきましょう。

相場を知る

 このブログでおすすめしている、インデックス投資は利回りがせいぜい3~7%程度です。
 しかし、しっかりとした理論的裏付けがあるもので、15年以上の長期投資を行うと元本割れする可能性は極めて低いとされています。

 このブログでおすすめしている、高配当株投資も利回りがせいぜい3~7%程度です。
 しかし、業績が良く、株主還元の考えが強い会社であれば、継続的に配当金を出してくれて更に何年にもわたって連続して配当金を増やしてくれる会社も少なくないです(特に米国企業)。
 銘柄選定をしっかり行い、配当金をしっかり出してくれる銘柄に投資していれば、短期で株価が上がったり下がったりすることとは気にする必要はありません。

 あくまで株式投資なので、株価や利回りはその時々で増減しますし、元本保証されているものではありませんが、比較的堅い方法で増やしていくとなると、この程度だということです。

 それだと物足りないと思われる方はもっとリスクを取って、リターンを取りに行くという方法もありますが、それは人それぞれで否定するつもりはありませんが、このブログではおすすめしていません。

身の程を知る

 そもそも、明日の株価がどうなるかなんて誰にもわかりません。
 そんな誰にもわからないようなものを正確に当てようとすること自体、無理がありますし、世界の金融市場にいるとんでもないエリートでも損を出してしまうことがあるのに、そうでない人が上手く波に乗れるかというとかなり難しいです。
 たまたま運良く儲けられることもあるが、続けて儲けられると思わない方が良いです。(再現性が無いので)
 たまに天才は居るが、自分がそうだとは思わない方が良いです。
 身の程を知って、謙虚でいるということが大事です。

 推奨銘柄や今週はこの銘柄が来るというようなことをインターネットやSNS等で発信している方もいるが、話半分(いや1割程度)で聞いた方が良いです。
 そもそも、明日の株価がどうなるかなんて誰にもわからないのに、その人がわかるはずがないですし、もしわかるのであれば発信なんかしないで自分で買うはずです。
 但し、その人の考え方や世間で報道されていることの解説であれば、有益なものはあるので、その点の勉強だと割り切って見るというのは問題ないかと思います。
(推奨銘柄を挙げたら、ついつい見てしまうのは、人間の性ではあるので、これは仕方ないですが…)

相場に居続けることが重要

 短期で急激に儲けたという人は、普通の人よりも何倍・何十倍も勉強・経験を積んでいたり、たまたま強運を掴んだり(その場合も常に準備が必要)、普通の人ではありえないくらいの金額を突っ込んでいたりしています。
 それ相応のリスクを取っているので、返ってくるリターンも大きいということです。
 普通の人がそれを真似て突っ込んでしまうと、痛い目というか中には生活に支障が出るレベルの場合もあります。
 投資は余剰資金で行うもの。人それぞれに合ったリスク許容度の範囲内で投資を行うことが必要です。

 長期投資を行っていると短期的な暴落に必ず出くわしてしまいますし、元本割れのリスクもあるが、これは仕方ないと割り切って、長い目で見れば経済は発展していくものであり、それに合法的に乗っかればその分け前を貰うことが出来るというのが、これまでの世界市場・米国市場の実績です。
 資産を増やすということであれば、人それぞれが取れるリスクの範囲内で長い間相場に居続ける=投資を行い続けるということが、重要であるということが言えます。

まとめ

短期で儲けられる人は、普通の人よりも何倍・何十倍もお金を突っ込めて、勉強や経験を積んでいて、強運を持っている人。普通の人とは違います。

着実に資産を増やしていきつつ、日々の生活も穏やかに過ごしたいのであれば、自分で勉強・経験を積んで自分で判断することと、ギャンブルをせずに投資をすること自分が取れるリスクの範囲内で投資を行うことが大事ですし、私を含めた普通の人は、相場を知って身の程を知って相場に居続けることが重要だという考えを持てば、他人からのおいしい話やうらやましい話を聞いても、「よそはよそ、うちはうち」ということで、変な気を起こさずに日々を過ごせるのではないかと思います。

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

投資は個人の責任でお願いします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。

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