2021年9月のFOMCの注目点 | やまブログ 米国株投資をしよう

2021年9月のFOMCの注目点

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今回は、直近の米国市場の状況及び、9月21日~22日にかけて行われているFOMCの注目点について書いていきたいと思います。

直近の米国市場の状況について

先週辺りから米国市場全体が下げトレンドとなっており、特に週明け9月20日はダウ平均が一時1,000ドル程度下げるという状況で、翌9月21日もちょっと戻りかけましたが結局は20日の終値よりも下げて終わるという・・・。

1日で2%下がったら、(調整局面ということなんでしょうが、)相当な影響を及ぼすんですね・・・怖いね・・・ということを改めて感じました。

絶好調だった米国市場が何故急に元気が無くなってしまったのかということに関しては、様々な要因があると思いますが、概ね、

FOMCでどのような発表が行われるのかが見えない(テーパリング・利上げ)
中国の金融不安(恒大集団の債務不履行の影響)がどこまで波及するかが見えない
新型コロナの影響(デルタ株)がどこまでのものなのかが見えない
9月はもともと下げトレンド

・・・あたりが投資家を不安にさせているところとなっています。

直近の不安要因について

①FOMCについては後述します。

②中国の金融不安については、欧米諸国は恒大集団の債券をあまり持っていない(らしい)とのことですし、日本においても報道で出ていたGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が投資している金額が約96億円とのことですが、運用総額が191兆円もあるので、それ程の影響はないかと思われます。
(他の金融機関が中国に入れ込んでいるのであれば、多少の影響が出るとは思いますけどね・・・)

巨大企業ですので、最終的には国が何らかの対応をする(だろう・・・するはず)と思っていますが、こればかりは中国なので正直わからないというのと、正確な数字がどこまで出るのか=影響が出る範囲がどこまでなのかというのが正直わからないというのが不安要因ではありますが、今のところはそれ程心配しなくても良いのではないかと思っています。

③新型コロナの影響(デルタ株)については、夏頃から爆発的に広がってしまったので、若干の景気減速(後退ではない)は仕方ないところかと思われます。7月-9月の決算は期待薄という感じになってしまうのではないかと思っています。但し、ワクチン接種が進んでいるところを中心に米国内での感染者数がピークアウトしているようですので、これから年末年始にかけて株価は戻していくと想定しており、それ程悲観的になることは無いのかなと思っています。

④9月はそもそも下げトレンドについては、過去の状況を見てもそのような傾向にあるようです。
昨年(2020年)も、米大統領選挙のゴタゴタがあって9月・10月と調子が良くなかったですね。
明確な根拠があるものでは無いのでしょうが、気になる点ではあります。

2021年9月のFOMCについて

ということでここまで書いてきましたが、最も注目すべきなのは①FOMCです。

ここ最近の大体の予想では、

・9月のFOMCで11月にテーパリングの発表を行うことを(それとなく)示唆
・11月のFOMCで年末からテーパリングを行うことを発表
・年末からテーパリング開始

という感じになるんだろうな・・・ということで、米国の景気が良くなっているという指標が発表されていることに基づいて、今年のFOMCや8月のジャクソンホール会議等で情報を小出しにしており、株価も織り込んでいるはずだったのですが、上記の不安定要因によりちょっと先行きが見えなくなってきたというのが心配要因となっています。

全ては、9月22日(日本時間9月23日3時頃)に発表される政策金利発表及びパウエル議長記者会見により明らかになっていく(はず)ですので、皆さんも注目しましょう。

個人的見解について

ちなみに、個人的見解としては、

1⃣テーパリングの時期等方向性が分かる形で提示された場合
→株価は一瞬下がった後、10月中旬まではジリジリと上がって、決算発表の時期に少し落ちて、年末に向けてジリジリと上がる。

2⃣テーパリングの時期等方向性が明確には提示されなかった場合
→他のリスク要因に引っ張られる形で11月のFOMCまでは不安定な相場が続く。その後は11月もしくは12月のFOMC次第。

という形になるのかなと思っています。(個人の見解です)

1⃣の場合の、株価が一瞬下がるのは、政策の転換点では「びっくりして売る」パターンが散見されるからです。他のリスク要因が悪い影響を及ぼさないようであれば、すぐに戻すと思います。
その後は、決算発表の内容が少し低調になるという予測から少し落ちて、その後は年末を楽しく過ごすために消費が活発になり、株価が回復すると予想しています。

2⃣の場合が困ります。方針がはっきりしないというか先行きが見通せないのが、本当に困ります。

いずれにしても、今後の投資方針はFOMCの内容次第で考えていきたいと思っています。

長くなりましたので、今回はここまでとします。
それでは。

投資は個人の責任にてお願いいたします。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して経験を積みましょう。

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