米国株投資って怖いという考えに対する考え方

やまブログへようこそ。

今回は、米国株投資って怖いという考えに対する考え方について書いていきたいと思います。
日本では、資産運用や投資というものについてまともに教育を受けたという方は多くはありませんし、高度経済成長時代やバブル時代を体験した世代にとっては、普通預金が年6％とか付くような状況でしたので、そもそも必要無かったことに加えて、バブル崩壊からその後の失われた数十年間を過ごすこととなり、投資に対する恐怖を感じてきたことから、そもそも投資に対する拒否反応がある方も多いと思います。

また、その次の世代も親の教育方針により、「投資なんかよりも堅実に働いてしっかり貯金することが美徳」という考えが埋め込まれていき、投資に対する拒否反応を受け継いでしまっていることが多いので、「株式投資」って聞いただけで何だか怖いなぁ＝関わらないでおこうという考えが代々受け継がれているのがちょくちょく見受けられます。
国が推奨する「投資への流れ」がなかなか進まない状況となっているのはこれが原因の一つなのかなと思います。

個人的には、堅実に働くことも、しっかり貯金することも大事ですが、それに加えて投資も行うということも大事なんじゃないかなぁ・・・と思いますが、国民性もあるので仕方ないのかなとも思っています。

投資の必要性については以前にも書いていますが、日本の会社もグローバル経済で競争が激化している中で生き抜くためには、今までの「年功序列」「終身雇用」が保てなくなっており、「退職金」もあまり多くは望めない状況になっていることで、一つの会社に自分の生活の全てを捧げても会社は最後までは面倒を見てくれないという現実があることから、自分で収入の柱を増やすことや、老後資金を確保することが必要となる為、自分で資産運用をしていく段階になっているという認識を持っています。
また、会社が利益を出した際に、今までのように社員の給料を上げたり、福利厚生を充実させたりするよりも、株主に還元しようという方向にシフトしていっていることから、株主になることによって得られるリターンがどんどん増えていく方向になっているので、それを美味しく頂くことは何も悪いことでは無いという認識を持っています。

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株式投資に対して相当な抵抗感がある方に対しては無理に勧めることはありませんが、そこまでの強い抵抗感は無いし興味も少しあるが、いまひとつ勇気が出ないという方に対しては、
「（生活に必要なお金は別で確保しつつ、）少額から米国株投資を始めてみましょう」
と言いたいです。

その理由は、
・米国市場自体に大きな魅力がある。
→これはこれまでにも書いてきましたが、米国自体が人口増加国でどんどん消費する国民性、教育レベルが高いこと、新しいビジネス・イノベーションがどんどん生まれる土壌、法整備がしっかり整えられており、政治も安定はしているという要素が揃っており、これは魅力があると言わざるを得ないでしょう。
　今でも世界経済の中心に居続けられているというのも納得です。
　一方、日本は少子高齢化が進んでおり、教育レベルは高いものの、出る杭が打たれる土壌で新しいイノベーションはなかなか生まれず、法整備も特定の人に有利なように整えられており、政治はここ数年は安定していますがその中でいろいろとボロが出始めていると感じられる部分が多々あります。
　経済がなかなか立ち直っていかないというのも納得できます。
　私は日本に住んでいますし、日本のことが好きですが、長期的な視点で投資する対象になるかと言われれば・・・ちょっとねぇ。

・少額から始められる
→米国株や米国ETFは1株から買うことが出来ます。
　数千円～（高くても数十万円）で、世界的に有名な会社の株主になることが出来るというのは、それだけで魅力的では無いでしょうか。
　その上、米国の会社は株主還元の意識がとても強いので、（銘柄によりますが、）しっかり株価を上げてくれたり、しっかり配当金を出してくれたりしますので、長期的に持つ価値がある銘柄が多いです。

・郵便物がめったに来ない（ほぼ来ない）
→私は過去に日本株もやっていましたが、これは正直困りました。
　日本株の場合は、株主総会の前のタイミングで案内のはがきが届きますし、配当金が支払われるタイミングで配当金の金額が掛かれた書類や決算の内容が書かれた書類が届きましたが、会社のHPや証券会社のHPを見ればいいものなのに何故わざわざ郵送してくるのかわかりませんでした。
　紙とかあまり残したくないので、届いてもすぐに捨てていましたが、紙が無駄になってしまうので、書類の作成費用とか郵送費用の分をお金で還元してほしいなぁ・・・といつも思っていました。

　一方、米国株については、郵送物はありません。これは最高です。
　少額から試しにこそっと始めて見たい方にお勧めする点です。
　会社の情報や決算の情報等は、その会社のHP（ほぼ英語）を見に行ったり、証券会社のHPやアプリ等で確認したりする必要がありますが、勉強の意味でもこれはやりましょう。
　但し、証券会社に口座開設する際は、申込み手続きを書類で行う必要があるので、証券会社からの郵送物はありますが、これはさすがに仕方ないです。
　口座の申込みをした後も、書類を郵送では無くて電子書類でやり取りするように設定しないと定期的に書類が届きますのでこちらも注意が必要です。

　はっきり言って、「投資はちょっと興味があるけど、始め方がわからないなぁ・・・」という方が、「プロに任せよう！」という思考になった時点で、これはカモです。
　上手いこと口車に乗せられて、何だか利回りが良さそうで、それでいて元本保証というような、ちょっと考えれば止めておくようなものにドカンと投資をしてしまい、結果的には詐欺もしくは高額手数料のぼったくり商品で、大損して終了・・・という残念な形での退場となるパターンも少なくありません。
（日本の団塊の世代が持つ投資嫌いの原因の一つってこのパターンなんじゃないかと思っています）

　世の中にはそんなにうまい話は無いのですから、利回りもそこそこ、少額だと儲けも少ない、元本保証でもないですが、一方で大きな魅力があり、世界のお金持ちやその他多くの投資家がまともな投資対象としている米国株投資を、少額から長期的な視点でコツコツ積み上げていけば、世界の人と一緒にリターンを享受して、今より少しずつ豊かになれるかも・・・（知らんけど）。

長くなりましたので、今回はここまで。
それでは。

投資は個人の責任で行いましょう。
自分のお金のことですので、しっかり勉強して知識と経験を積みましょう。